ドイツに介護保険がなかったら日本の介護保険も今のような仕組みにはならなかったであろうと言われています。11月例会は、長くドイツに住んでおられ、ドイツ公認介護鑑定人の資格をおもちである志方登喜子さんを講師にお招きしました。
本会副理事長の沖藤紀子さんの司会のもと、2008年7月に制度改正を行ったドイツの介護保険について、最新情報や高齢者介護の現状についてお話を伺いました。
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高齢社会をよくする女性の会第27回全国大会・弘前を終えて
「おいでさまでございます」そして「お静かに、どうぞ」
お城と桜とりんごのまち 弘前、400年の歴史の街 弘前へようこそおいで下さいました。津軽弁に翻訳して「おいでさまでございます」。
目標としてきた全国大会弘前9月20日(土)21日(日)は、迎えてみればまたたく間の半年間でございました。
そして9月21日の閉会式、鹿児島から北海道まで帰路につかれる全国各地の会員の皆々様を弘前医療福祉大学の門まで出てお見送り申し上げました。「お静かに、どうぞ」標準語に翻訳して「お気をつけてどうぞ」と申し上げ、皆々様のお姿が見えなくなるまで校門のそばに立ってお見送りさせて頂きました。
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1 医療保険制度の役割と仕組み
けがや病気のときに治療が必要となりますが、その費用は時として非常な高額になることがあり、しかもいつそれが必要になるかはだれにも予測できません。貯蓄や私的な保険でそのリスクに備えようとしても限界があります。国民全体でお金を出し合って運営する公的な医療保険は、みんなが安心して生活するために欠かせない社会基盤の1つです。
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木村民子理事の総合司会で開始。樋口恵子理事長のあいさつで、岩国市から参加した会員に会った喜びが語られ、他のメンバーの元気な姿も会場で確認しあった。参加者109名、グループ21、委任状432名、グループ30で総会の定足数を満たし、袖井孝子副理事長が議長に選出され議長指名で書記に望月幸代理事、濱口 利理事が選ばれ進行した。
私たち「高齢社会をよくする女性の会」の要望書がきっかけとなった「介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律案」が4月25日の衆議院に引き続き5月20日参議院の厚生労働委員会、本会議を全員一致で可決成立いたしました。
利用者・家族として、私たちの共有社会資源・介護保険制度が人材難から崩壊しかけている事実を私たちは見逃すことができませんでした。「社会の嫁」もかくやと思うほど、息抜きもなく向上心も満たされず、低賃金ゆえに志を失っていく介護従事者を黙って見てはいられませんでした。9月8・9日の静岡における第26回全国大会決議を出発点に、多くの方々の賛同の声に励まされつつ活動をすすめてまいりました。
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介護サービス情報公表制度の問題点と課題
古都賢一厚生労働省老健局振興課長は、介護サービス事業者が公表を義務付けられている「介護サービス情報公表」制度が求められる背景を解き明かし、この制度は「利用者の介護サービス事業者の選択を支援するものであり、選択肢の中からの絞り込みに役立つ。しかし、最後は自分で良し悪しを決めなくてはならない」
「利用者の選択に資する情報を事業者が記載して公表する基本情報と、事実関係を調査員が確認する調査情報からなるという仕組みの特色」を話され、制度の課題を3つあげられました。
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2月例会は、来日中のスウェーデン・エスロブ市長のシシリア・リンド女史をお招きしてスウェーデンの高齢者福祉情報についてお話を伺った。
講演に先立ち、樋口理事長より、エスロブ市はスウェーデンの南部に位置し、最も福祉が進んだ市として多くの視察団が訪れている市であるとの紹介があった。スウェーデン語の通訳をして下さったのは、スウェーデン大使館内のスウェーデンクオリティケアのヨアキム カウト所長である。
昨年9月の静岡大会でご参集の皆様の賛同をいただいて以来、私共高齢社会をよくする女性の会は全力を挙げて、介護人材確保のための待遇改善(通称3万円法)制度化に向けて取り組みました。9月20日には法制定はじめ介護職員の健康診断・研修の確実な実施を含む要望書を舛添厚生労働大臣はじめ、自民、民主、公明、共産、社民および各政党に提出、舛添大臣、小沢代表(民主党)、太田代表(公明党)のトップと懇談の機会を得ました。
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