NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」が2022年7-8月に実施した調査のテーマは「女一生の働き方」である。約700名の会員へ送付される会報に添付して調査票を送付したところ159票の回答が集まった。その内訳は、22歳から97歳までの女性が157名、70代の男性2名であった。女性回答者のうち、約4割を占めていたのは70代、つづいて約25%を占める80代からも多様な内容の回答が寄せられた。これら一つ一つの回答用紙には、まさしく昭和・平成の時代を、働く女性として悩み苦しみながら、しかし生きがいや喜びも感じつつ、しなやかに、したたかに生きてきた女性たちの様々なライフヒストリーが満載されていた。続きは、こちら(pdf:1,672KB)をご覧ください。
本会が役員団体を務める「クオータ制を推進する会(Qの会)」主催の院内集会が国際女性デーである3月8日に行われました。
今年は、候補者均等法施行後2回目となる統一地方選の年。女性議員増を目指して「議席の半分に女性を!どうする各党 統一地方選」をテーマに、会場参加とYouTube配信のハイブリットで開催されました。
オープニングで、【女性候補者応援団からのリレートーク】として、8名の方からメッセージをいただいた後、各政党から統一地方選での女性候補擁立の状況や取組みについて報告がなされました。また後半には、三浦まり上智大学教授/Qの会顧問から「国会と地方議会のジェンダー主流化」についてのお話と、岡田恵子内閣府男女共同参画局長から「政治の分野における男女共同参画について」行政説明がありました。
盛りだくさんの内容の中、会場には100名を超える参加者が集い、国際女性デーにふさわしい熱気ある院内集会となりました。
当日の模様は、YouTubeの「クオータ制を推進する会」から視聴できます。
後半の三浦教授と岡田局長のお話の中では、国会におけるジェンダーの流れがいかに遅れているか、地方議会の女性ゼロ議会の現状、日本と世界の比較などがわかりやすく説明されていますので、是非最後までご視聴くださいませ。
<参加者から>
リレートークではジャーナリスト等が会場から発言したほか、東京の杉並区と品川区の女性区長、それに田原総一朗氏らがビデオメッセージでの発言をなさった。その後、各党が統一地方選に女性候補者を出す努力をしている旨の報告があったが、30代、40代の女性が仕事と家庭を投げ打って選挙活動できるか。落選した場合、元の職場に戻れるか。女性議員を増やすには社会環境がまだまだだなぁと感じた。今回、自民党は欠席だったが、党内にジェンダー問題を学習する会を作ったという。期待したい。